NEW 2026.9.24
液状化判定に必要な3つの情報
前回記事に続き、液状化現象についての掲載となります。
今回の記事からご覧いただく方は、前回記事『地震時に起こる液状化の「判定」について』をお読みいただいた後、
本文をご覧いただく事を推奨いたします。
地震時に起こる液状化の「判定」について|協会からのお知らせ|土地検査協会|土地地盤の専門企業
さて、液状化発生の可能性を判定するための必要情報は、大きく3つです。
①地下水位についての情報
②地盤の「強さ」についての情報
③地盤を形成する「土質」についての情報
思ったより少ない情報で判定していると思った方もいるでしょう。
しかし、現在 戸建住宅建築時に行われる「スクリューウェイト貫入試験」では、この3つ全ての情報が得られていないのです。
え?たった3つの情報なのに?って感じですよね。
では、スクリューウェイト貫入試験で得られない情報は何?となりますよね。
それは、③の土質です。 土質とは、簡単に言えば粘性土なの?砂質土なの?といった土の種類の事です。
もっと細かく分類されていますが、大まかには上記のイメージです。
でも、地盤調査報告書に「土質」が記載されていたけど・・・と思う方も多いと思います。
地盤調査報告書に土質が記載されています。が・・・実は「調査員の主観」です。
そこで皆さんに問いかけます。会った事もない、どんな性格かも分からない、熟練者か新人か、その日の体調が良いのか悪いのか。
知る由もない調査員の主観で判断され、液状化する。とか地盤補強工事が必要。と言われて納得できますか? 21世紀ですよ?
その問題をクリアする方法の1つとして「SDS試験(簡易土質判定試験)」が挙げられます。
SDS試験とは、スクリューウェイト貫入試験機で測定でき25cm毎の土質を機械的に判断していきます。
従って、ヒューマンエラーがないのです。
一般的な戸建住宅の場合、建物四隅の4測点をスクリューウェイト貫入試験(地盤の強弱を測定)、建物中央付近でSDS試験
(簡易土質判定)を1測点行います。
あとは、調査孔で地下水位を測れば、上記の3つの情報が得られます。

これによりコストダウンでき、ヒューマンエラーも回避し、液状化層の有無を見抜きます。
調査・判定費用は、上記のセットで8~10万円程度となります。
ボーリング調査による液状化判定と比較すると半額程度で出来るイメージです。
次回はより詳細な内容と他調査との比較について掲載したいと思います。