NEW 2026.10.7
液状化判定について(その3)
前回の記事(液状化判定に必要な3つの情報|協会からのお知らせ|土地検査協会|土地地盤の専門企業)
に引き続き、早速 触れていきたいと思います。
現地で地盤調査を行う方法をピックアップします。
▪ボーリング調査(標準貫入試験)
地中の「土」を土壌試料として採取し持ち帰り、粒度試験を行います。
粒度試験から「土」に含まれる土粒子の大きさを分別、構成比を判断します。
そして、標準貫入試験で得られた「地盤の強さ」「地下水位」を加味し、液状化危険度と液状化層を判断します。
また、本試験では地震時の振動(ガル)を設定する事により、震度5強相当の地震の場合
「危険度 大・中・小・危険度なし」の判定が出来ます。
大型建築物や大型造成などの調査でも用いられ、精度が高い調査です。
但し、費用は高価になり易く、ボーリング10m+液状化判定で20~25万円かかる事もあります。
▪土壌採取治具を用いる調査
前回の記事に記載した通り、土質判定が必要なためスクリューウェイト貫入試験時に採取治具を併用し
土質試料を採取する方法です。
ボーリング調査と違い、採取できる土質試料の量や採取深度の精度に やや不安が残ります。
費用は、スクリューウェイト貫入試験費用+3~5万円程度
▪SDS試験による調査
本調査は、スクリューウェイト貫入試験機で併用できる方法です。
主な特徴として、本試験では土質試料を採取せず、スクリューポイントにかかる抵抗値から精度の高い土質判定を
行います。
※スクリューポイントとはスクリューウェイト貫入試験機で使用する先端治具です。
日本全国の土質判定の実績を有し、機械的に得られた土質判定を基に簡易液状化危険度、液状化層を判定します。
費用はスクリューウェイト貫入試験費用+2万円程度と安価で、土質試料採取治具の精度と比べ安定的かつ
人為的ミスもない事も特徴となります。
さて、3回にわたり液状化について掲載しました。
最終的にお伝えしたいことは、調査方法の優劣ではなく、液状化層(深度)を見抜く。
これが大事であるという事です。
ハザードマップに比べれば、調査費用が掛かりますが大事な財産・家族の笑顔・健やかな未来
これらを守るためにも 是非 地盤の専門家に相談してみて下さい。
当然、当協会も皆様の安全安心を守るため、全力でご相談を受けます。
